もちょろぐ

めんどくさくならないうちに続編を。
3DMark06の結果はXGAなディスプレイで取ったので、一般的なSXGAだと10000弱になると思います。
それでは、消費電力・温度とケース・マザーの簡単なレビューでも書いときます。


まず消費電力ですが、
BIOS（9600GT抜き）：52W
以下は9600GTを取り付けた状態
BIOS：95W
idle：72W
TX（優先度：通常）：109W
Furmark(Extreme Burning Mode)：156W
Furmark(Extreme Burning Mode) + TX（優先度：低い）：179W
思ったよりは若干低電力のようです。

ちなみにこの電源ユニット（FSP300-60GHS）、海外のレビューを見てもなかなか高評価のようです。
http://www.hardwaresecrets.com/article/757

ケースの側面・上部に結構な排気穴が開いてるので、フロント12cmFANと電源の8cm（？）FANのみの状態でも、温度は特に問題なさそうです。

では、ケースとマザーの簡単なレビューを。

まずはケース（SST-SG05B）
設計は良好、前面12cmFANの風量>電源排気の風量なので、ケース側面・上部の排気穴から余った風が出てケース内温度はそれなりに低く保たれています。FANの追加も考えてましたが、この感じだと必要なさそうです。
3.5インチHDDの位置もちょうどフロントからの吸気が当たり、HDD温度は30度台に落ち着いています。
キューブベアにありがちな高負荷時の騒音が無いので快適。（ビデオカードはそれなりに煩いですが）
付属の電源ユニットもかなりいい感じです。
一つ残念な点は、HDD・光学ドライブを固定するベイを固定するネジや拡張スロットのネジ・ネジ穴が脆く、何度かつけたり外したりしているだけでダメになりそうな感じでした。
一般的なインチネジ・ミリネジではないネジのようで、替えが効かないのでなんとも残念。

次にマザーボード（Foxconn G41S-K）
自作パーツとしてFoxconnのマザーを買ったのは初めてだったりします。
コンデンサがそこそこ良好なのは温度管理が難しい小型PC用マザーとしてはうれしいところです。
これでMini-ITX(PCI-Ex16 1本)8kくらいだったらもっと売れたんじゃないでしょうか。このサイズではケースを選ぶのでちょっと微妙ですね。
BIOSは堅い印象を受けました。ユーティリティ（FOX ONE）でFSBの変更がかろうじて出来るもののBIOSではOC関連の設定は一切無し。CPU電圧も弄れません。メモリ電圧（若干の昇圧のみ）・タイミング設定等は可。
まぁ3フェーズVRM、小型マザーなのでOCはリスキーってことなんでしょうが、多少の設定があって欲しかったものです・・・。特に今回の場合、省電力なCPUなので出来れば多少OCしたかった。（G41にそんなこと言うなって感じですが）
後は、メモリスロットが1本なのが残念ですねー。
まぁ全体的には、面白くないけど安定してるので（このケースに積むなら）安くていいボードです。

とまぁ予定も狂わず、満足のいくものができました。

最後に、キューブベアボーンを使った場合との比較でもしてみます。
まず、値段ですが、だいたい同じような機能のShuttle SG31G2でもkakaku.com最安値22980円
今回はケース・電源が10500円＋マザー5980円だったので6500円安く済んだことになります。
他のパーツはすべて同じものを積んだとすれば、純粋な価格の差は6500円安くあがった計算です。
ケースの質感こそShuttleのベアには負けますが、電源の性能や冷却性能はこちらのほうが良いのでコストパフォーマンスは良好でしょう。
次にサイズ、幅はSST-SG05Bのほうが22mm大きいものの、奥行き・高さは若干小さいので同じようなもんですね。
考えてみると、あんまり比較するところないです。
CPUはどうせ定格だし、コスト・汎用性・冷却性能なら今回の構成、見た目重視ならベアボーンって感じでしょうか。そのうち1スロでもっと高性能なビデオカードが出てきたら乗せ換えたいです。